リンゴとアン

発達凸凹の息子・アンくんと、母親・リンゴの奮闘記。

母が主導権を握る

こんにちは、リンゴです。

 

毎日、いろーんな事件が起こるので。、

ネタが尽きませんww

 

 

日曜日。

午後から雨が降る、というので、

警戒の意味を込めて、近所のショッピングモールに行くことに。

 

 

だいたい、そういう時は、

お昼ご飯を食べて帰ることになります。

 

 

三人の意見が割れることが今までそんなになかったのですが・・・

 

 

アン「うどんが食べたい!」

くー「えー、お寿司がいいー」

テン「おすしがいい!」

 

 

テンちゃんにとってお寿司は、

美味しいというよりも、

新幹線が運んできてくれる回転寿司だから。

電車大好き・テンちゃん。

 

くーちゃんは、まぁしかたない、と合わせてくれるのですが、

テンちゃんはそうはいきません。

 

 

ここは、公平にじゃんけん!

となりました。

一回勝負だと問題が発生するので、サンマ(三点先取)です。

 

 

自信満々にサンマを始めましたが、

なんと!

 

 

テンちゃんのストレート勝ち!!

 

わりと、そういう勝負ごとでは納得する方なんですが・・・

 

 

 

きょうはダメでした。

 

 

 

目を三角にし、ほっぺを膨らませて怒っています。

「ぜったいやだ。うどん!」

 

 

f:id:ringotoanne:20190908172747j:plain

 

ここでね、

以前の私なら、

テンちゃんに話をして、なんとか収めようとしていたんです。

 

 

ところが、前回の言語リハでM先生に言われたことは

「おかあさんが、主導権を握ること!」

だったのです。

 

 

そうじゃないと、

アンは、こうやって怒ればお母さんは許してくれる、みんな従ってくれる

と思うでしょう

と。

 

 

 

私は混乱しました・・・

 

 

 

アンの癇癪を起こさないように、

どう対処すればいいか

それを学んでいたと思っていたんです。

 

 

だから、アンが不機嫌にならないように、

アンが混乱しないように、努めていました。

 

 

 

ただ怒るんじゃなくて、

ただ感情に任せるのではなくて。

ただその場を収めるのではなくて。

 

 

アンの療育は、第二段階を迎えているんだな。。。

M先生の口ぶりから、そう思いました。

 

 

M先生から言われたことは、

・お母さんが主導権を握ること

・アンと約束をしたら、お母さんも約束をし、

 必ず守ること

 

 

やっぱり時間がなくなっちゃったからナシ!

みたいな、約束を破ったり変更をしたりしないこと、が重要だと。

 

 

そりゃそうだ、という内容ですが、

結構、オトナは子どもに対して約束を破ります。

 

 

 

あーきょうは無理だった、また今度ね!

 

と、予定を勝手に変更しちゃいがち・・・

私、よくやってました。

 

 

これは、親としての訓練だなーと思います。

できない約束はしない。

なーなーにしたら、自分がしんどくなるんでね・・・

 

 

おへその曲がったアンに、

私もイライラして、感情を抑えることは・・・半分くらい・・・できたかな・・・

というところ。

 

 

私とアンの二人ならどうにかなるかもしれないけれど、

Ringo家には三人のこどもがいるのでね。

 

 

アンには、

「次に来た時には、必ずうどんにする!約束する!」

と、言いました。

簡単には受け入れてくれません。

ここは根気よく、何度も伝えました。

 

 

気分転換も必要なので、

とりあえず、お寿司屋さんに移動しました。

 

 

三角の目、ぷーっとふくらんだほっぺ。

それでも母・リンゴは、

「サンマで勝ったほうにする、って決めたよね」

と、譲りませんでした。

 

 

もうね、心の中じゃ、

テンちゃん、うどんでもいいよっていってくれないかなー

って思っていましたが・・・

 

でも、

ここで負けてはなりません。

主導権は、母なのだ!と。

 

アンから見たら、

面白くない展開だけど、

 

決めた通りにしている

約束は、守っている

 

という柱を、わかってほしい。

 

そして、

母・リンゴは約束を守る人だ

と認識してほしい。

 

お寿司屋さんに入る頃には、

すっかり機嫌も直って、

「おいしいねー!」と、満遍の笑みでした。

 

そう、

満遍の笑みに、なるんです。

 

 

確かに、しんどい。

字にすると大したことない、他愛もないエピソードですが、

これね、

メンタルは結構やられます。

 

でもね、きっとね、

これも続けていけば、

アンはわかるようになる!

 

そうだ、

アンは、そうやって、乗り越えてきたんだ!

 

 

アンのSST、これからも続きます。