リンゴとアン

発達凸凹の息子・アンくんと、母親・リンゴの奮闘記。

一対一より、一対三。増えれば大変、なわけじゃない!

*排便に関わる記事のため、ちょっと汚い表現があります。

 ご了承の上、お読みください。

 

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さて、感覚過敏のアン。

細かいところも、感覚過敏。

今回は、粘膜。

 

 

もともと快便のアン。

ちょっと疲れたり、排便のタイミングがズレたりすると、

すぐ硬くなってしまい、便秘がちに。

または、柔なくなりすぎてしまう。

 

 

日々の緊張もストレスも、

見た目よりずっと多いアン。

お腹にガスが溜まりやすく、

ブーブーおならもよくでます。

 

 

今回は、

ゴールデンウィークの疲れを引きずっているにも関わらず、

いつもと同じ毎日を送り、

疲れが溜まって、便が硬くなってしまった。

 

硬い便による二次障害。

それは、肛門の粘膜が傷ついてしまうこと。

 

もうね、、痛くて痛くてしょうがない。

騒いでお尻に汗をかけば、

しみてヒリヒリと、さらに痛む。

 

 

 

やっぱり、パニックになります。

 

誰のいうことも聞けないし、

彼自身も、わからなくなってしまう。

 

 

 

どうにかしてあげたいし、

薬も塗ってあげたい。

 

アンとリンゴのバトル勃発…!

 

 

 

アンの、納得のいく方法を見つけてあげること。

これが私の使命。

 

だけども!

パニック中のアンの耳に届くはずもなく、

何処で切り替わるのか、

私も必死。。。

 

 

無理矢理やることにしても、

生産性のある無理矢理にしたいところ。

 

 

 

まわりから見たら、ひどい!となりそうな行為ですが、

まずは、

アンを1人にさせることが、まずは鎮静の第一歩。

 

 

どうにかしたい!という気持ちで怒鳴っても、

アンの心には届かない。

 

 

アンを、トイレに置いてきます。

 

嫌がらないんです。

おかーさん、ここにきてよー

とでも言いそうだけど、言わない。

 

 

自分の頭の中の、

たくさんの言葉や映像を整理してOR消去して、

鎮静をはかるんですね。

 

 

我が家の場合は、他にも子どもがいますし、手がかかるので、

彼のことだけに集中しなくて済む、というのがいいところ。

 

 

何もしないで待つなんて、

なかなかできることじゃない。

 

 

待つこと。

これ、修行です。

かなりの苦行です。

 

 

悟りを拓いた人ならば、

感情に揺さぶられずに待てるでしょう。

 

 

しかしね、

私、人間です。

菩薩ではありません。

 

 

 

いろんな子育て指南本を読みました。

 

 

大体が、子どもが受動的になるまで、待つこと。

これが重要だと、説いています。

 

 

駄菓子菓子!

繰り返しますが、

私は

 

菩薩ではありません。

 

 

 

これ、一対一だったらかなり、マズイんです。

(私の場合です)

 

 

 

無理矢理、ひっぱりだすでしょう。

無理矢理、言葉で説き伏せるでしょう。

おそらく、手が出るでしょう。

 

 

それを止めることはできるのは、

弟のテンちゃんが、いるから。

 

 

テンちゃんが私を呼びます。

テンちゃんが笑います。

テンちゃんがおどけます。

テンちゃんがいたずらをします。

 

 

よって、私の気持ちも分散される。

 

 

しかも、何をやっても可愛らしいので、

ほっこりしちゃうし。

憎たらしくなる日が、くるんだろうけども・・・。

 

 

 

ドタバタしている間に、

待つことなく時間は過ぎ、

そういやぁアンはどうしたかしら?と、声をかけに行くことができるわけです。

 

 

 

アンは、鎮静化。

リンゴ「お風呂できれいに洗ってみる?」

アン「そうするーーーー」

 

 

アンは1人でシャワーを浴びます。

 

 

私がしたいことは、

傷ついたお尻ちゃんに、軟膏を塗ること。

 

 

 

アンに促すも、納得いかない様子。

そこで私、体験談を話してみました!

そう、切れ痔のね!

 

 

長女出産時に、切れ痔になりましたよ。

出産の翌日、何が痛いって、お尻が痛い!

で、軟膏を出してもらって塗ったら、

もう魔法のように翌日には腫れも引いて。

 

アンに塗るのは、紫雲膏という胡麻油と漢方でできた軟膏。

長女の時代から、長くお世話になっています。

 

 

 

話が逸れました。

 

で、アンに話したんです。

お薬を塗ったら、痛いのもなくなって、

あーーーよかった!ってなったのよーーー

 

って。

感情込めて。

思い出しながらの感想は、本当に響きますね・・・。

 

 

 

それまで頑なに拒否を貫いてきたアンでしたが、

「お薬、塗る!」

と、笑顔。

 

 

自分でお薬を塗って、落ち着きを取り戻しました。

 

 

しばらくしてから、

「お母さん!お尻痛くなくなった!ありがとう!!」

 

と、満遍の笑みで抱きついてきました。

 

 

 

 

なんだかね、

胡散臭いなーなんて思ってたわけ。

こういう手法をとったって、わかりっこない、って。

 

これも大きな思い込み。

どうすれば、相手に伝わるのか。

 

そして、

私の目的な何なのか!

 

ここがはっきりしていると、

すごくびっくりするほど伝わりました。

 

 

 

アンは、言語性のIQが低い。

が、理解度がないわけでも、

感情がわからないわけでも、ない。

 

 

そのあたりを、勝手にスイッチしちゃいけないんだなぁ・・・。

 

 

と、お尻痛い事件から学んだ、私でした。